ぎっくり腰のお話
2018.09.21
9月も終わりに近づき皆様、いかがお過ごしでしょうか?
日が暮れるのも早くなり、着実に秋を感じるようになりました。
季節の変わり目に多いのが、急に襲う「首や肩の痛み」「腰の痛み」
眠っている間は動きが少なく筋肉が硬くなりやすい上に、気温の低さで筋肉を硬くするのを促し、いつもに増して筋肉が硬くなります。
その状態でいつものように前へ屈んだりした時に…「ブチっ!」と音を立てるように痛みが走る事、この季節にありがちな症状です。
しかし、痛みにも種類があり 筋肉が、靭帯が、関節が それぞれどの様に痛めたかによって、対処法が違ったりするのです。
対処法の中には 冷やす・温める 動かす・動かさない 伸ばす・縮める など、甘くなった!と一言で行っても 対処を間違えるとかえって痛みが増したり 治りが遅くなってしまうものがあります。
もしも痛めた場合は、自己で判断しないで一度専門家に相談する事が一番の対処になります。
では、ギックリ腰とはどういう状態を言うのか…?
ギックリ腰は一般的には筋肉や筋膜に傷がついたもの、「肉ばなれ」が腰に起こった事を指します。 筋肉は縮む方には意図的に力を発揮するのですが、伸ばす時は他の関節が曲がる力を利用して、反動で伸びる方法を取らないと伸びません。
例えば腕を曲げると力こぶができますが、力こぶを伸ばそうと思うと、肘を伸ばす筋肉が縮むから曲げる筋肉が伸びて行く。 先程の様に、睡眠の時は動きが少なくて、涼しさに身体を冷やし硬くしてしまう。
この硬くなった筋肉が前に屈むなどで引っ張られて伸ばされると、柔軟性がついていけないと引き裂かれます。
その状態が腰に起こった肉ばなれ! ギックリ腰です! 別名 筋・筋膜性腰痛といいます。 今の様に前に屈む事により腰の筋肉が引き伸ばされて傷が入ると、その筋肉の傷口から出血がおこります。
これを急性期といい、約72時間(3日間)内出血が続きます。
この間がジッとしててもズキズキ痛い! 立てない!動けない! 二つ折れになってしまう! など、なんとも情けない格好で地を這わないといけなくなります。
この期間は動くな!と言っても動けないので 逆に「やれるものならやってみろ」と言った感じなので、特に注意喚起はしません。笑 問題はその後です! 痛めてから約72時間の急性期、どんどん内出血が起こる期間を過ぎると、劇的に痛みが引きます。
「おっ、治ったんちゃうかな?」って思うぐらい。 しかし!! 筋繊維が傷ついた箇所の出血が止まっただけなので、まだ筋繊維がの修復はされていません! 外の傷で言うとかさぶたが出来る時です! かさぶた剥がしたらまた血が出るでしょ? そのイメージです。
この、痛みが引いた後が要注意です! 本当に痛めた時からすると嘘みたいに痛みが引くので、つい動けてしまうんですよね… この時に「もう治った!」と通院を止めて 普段通りの生活に戻ってしまうと 再びギックリといってしまうパターンが多いんです。
腰の筋肉は、傷ついたところの出血が止まっただけで筋繊維の修復はされていないので、繊維の中にキリトリ線が入った状態です。
なので動かそうと筋肉が伸びると… 「ブチっ!!」と切れてしまう。 これが「ギックリ腰はクセになる」という迷信の始まりなんですね。
「いや、クセにしたのはあなたでしょ!」 って思うのですが、自分の事になるとなかなかわからないもので、痛みが引いた事への幸福感で「もう大丈夫でしょ」となってしまうんですね。
この時によく患者様にお伝えするのが 「痛みが引いた時こそ、痛いフリしとき!」 と良く言います(笑) 実際この後は筋繊維が修復し、 元々の柔軟性を取り戻し、 筋力も戻って元通りに戻るのですが、 動けるからといって動いてしまい再びブチっ!て事になるとまた二つ折れのほふく前進に逆戻りになります。
なので痛みが引いてから5日ほどは 動きも慎重に。そしてなるべく前屈みにならない。 顔を洗う。頭を流す。 靴下を履く。ズボンを履く。靴を履く。 日常生活で前屈みになる動作は結構あるものです。 それらの動作を横着しないで慎重に行う事。
これに尽きます。
前屈みにの動作は、ギックリ腰でなくても腰に痛みを抱えている方は要注意です。
実はギックリ腰は重たい物を持ち上げる時よりも、ふと屈んだ時に起こる事が多いです。 重たい物を持ち上げる時は少なからず構えて持ち上げますが、顔を洗う時に屈む時なんて、「さぁ、今から顔を洗う為に屈むぞー!」なんて構えないですよね(笑)
なので、ふと屈んだ時に「ギクっ!」 腕だけ伸ばして物を取ろうと思った時に「ギクっ!」 となってしまうので、そこは要注意ですね!
特にこの季節の変わり目、気温が下がり始めた時が要注意なので、 ぜひとも朝、顔を洗う際と 靴下・ズボンを履く際には気をつけてみてくださいね!
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小学生の怪我と姿勢の状態について
2018.09.18
西神南にあるぴーす整体整骨院スタッフのタブチです!
今日は学生さん、特に小学生の怪我についてお話させていただきたいと思います。
小さな子供さん、特に中学生以下のお子さんをお持ちの方は子供の怪我について悩まされる事が多いのではないでしょうか?
子供って怪我の状態を上手く表現できないですよね。大人でも難しい症状の説明を子供にさせるのはすごく大変です。
こけた!ぶつけた!ひねった!
などケガをしたきっかけがわかりやすい場合もあれば気が付いたら痛がっている・・・そんな事も多いと思います。
そんな時に確認する上で大切なのはケガの程度、状態の確認です。
見た目、左右差、痛がり方、痛みが出る動作など確認するべき個所はいくつもありますが一番大切なのは「緊急性の有無」です。
・意識がもうろうとしている
・出血や外傷が酷い
・反応がない(呼びかけなど)
・痛みが酷く動かない(動けない)
これらの症状が確認されたらすぐに医療機関に連絡が必要です。
それ以外でもぴーす整体整骨院によく来られるお子さんでも
「運動後に痛みを訴える」「昨日ぶつけた(ひねった)けど今日の方が痛がっている」
などの症状が多くみられます。
この様な症状の場合、私見になりますが「いきなりケガをした」わけではなく「以前からケガをする(起こす)下地ができていた」可能性が高いです。
体の左右差(ゆがみ)、筋肉のバランス、スポーツなどで同一動作の繰り返し、日常動作のクセ、勉強中やゲーム中の姿勢・・・
子供は特に体が作られる最中にあります。
気を付けないといけないのはそれらの動作がオーバーユース(使いすぎ)になっていないか?
サッカー、バレー、野球、水泳・・・などの習い事をしているお子供も多いんじゃないでしょうか?
しかも大人が週に何度かだけ行う運動量よりはるかに多い量で。
ゲーム、テレビ、マンガや雑誌など読んでるときの姿勢・・・
何十分、何時間も同じ姿勢になっていませんか?
案外「使いすぎ」は身近なところにあります。
体のゆがみから運動効率が低下してケガに繋がる、もしくは「運動音痴」と思い込んでしまう。。。
もし、思い当たるところがあれば、一度「姿勢を分析」をして現在の体の状態を把握することをお勧めします。
スポーツの秋、ケガの無い様に過ごすための予防を考えてみてはいかがでしょうか。
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腰痛?ぎっくり腰?捻挫?魔女の一撃?
2018.09.09
台風21号の爪痕も残っている中で南の海では台風22号が発生したとか・・・
みなさん出来るだけ準備を怠らないようにお気を付けください!
さて、今日は日本だけではない!? 名前が通称で呼ばれている症状名!
突然背部や腰部に疼痛が走るものをひとまとめにしたものを急性腰痛症、通称「ぎっくり腰」と言います!
欧米ではその病態や症状から 「魔女の一撃」と言うそうです(笑)
この急に襲われる腰の痛みなのですが 大きく分類をすると
・整形外科的観点からの腰痛 「筋・筋膜性腰痛」
肉ばなれのように筋肉に傷がついたもの 「椎間板ヘルニア」
しびれなどの神経症状 「腰椎椎間関節・仙腸関節の捻挫」
関節を止めている筋肉と靭帯の損傷 ・内科的観点からの腰痛 「後腹膜臓器の病態」
に分類されますが、「急性」と言う観点から見ると ほぼ!整形外科的観点の症状で間違いはないと思いますが、腰の痛みに関連した重篤な症状を見逃すと危険です!
腰痛の治療を始める際には、内科的疾患の可能性を排除して臨むことが大切なので、下記のような状態でないかをチェックします。
しかし、内科的観点の症状は、あくまで体内で起こっている事です。
あてはまらないからといって、必ず何も問題がない!と言い切れる事はないので、普段の体調がよくない方は検査を行って下さいね!
※あくまで腰痛に関連する影響です。
・1か月以上続く腰痛 長い期間痛みが変わらない。ずっと同じように痛い ・夜間の安静時痛(寝返り時は除く) 動いていないのに痛い。 じっとしてても痛い。
・体重減少 3ヶ月以内で5kg以上の変動 など。 もしも内科的疾患の関連で背中が痛くなっているのであれば、それはすでに病態が悪化している事も考えられますので、「ただの腰痛」と処理しないで、病院を受診し血液検査などの検査を受ける事をお勧めします。
内科的疾患で腰痛にまで関連する代表的な症例は 膿胸 感染性心内膜炎 胆嚢炎 総胆管結石 急性膵炎 腎盂腎炎 大動脈解離 腹部大動脈瘤 腎梗塞 などが挙げられます。
それらの傷病を患っていて、背部・腰部まで痛みが出ている場合は「脂汗をかくほど、四六時中痛い」と聞いた事があります。
なので、痛いのは痛い。だけどずっと痛い!という方は「ぎっくり腰」とは少し違う状態かもしれませんね。
腰痛治療に特化した専門治療院だからこそ 腰痛でお困りの方が 「いつから」「どんな時に」「どうゆうふうに」痛むのかを しっかりと問診させて頂き、その日だけでなくその後の経過も患者様と共に経過を観察させて頂きます。
なのでカウンセリングの時間を取らせて頂くので、ご了承ください。
ごく稀にですが、「保険のきくマッサージ」と誤った認識を持たれている方もおられます。
「治療」という観点から、その日その場の痛みの緩和には全力で対応させていただきますが、次回の来院を考えた経過観察を行ってます。
ご自身の身体の状態を知り、 「まさかただの腰痛と思っていたのに…」なんて事のない様に、健康をサポートさせて頂きます。
あらゆる内科的疾患の可能性を排除して 本当に「ただの腰痛」であれば、あとはこちらへお任せください!
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台風21号・ぴーす整体整骨院
2018.09.04
こんにちは!台風の接近を肌身で感じています!タブチです!
みなさん十分にお気をつけください!
今日は台風21号接近のため午前で診療を終了とさせていただきます。
明日以降は平常通り開院していますのでよろしくお願いいたします!
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「座っていると痛くなる」症状について
2018.08.24
みなさん台風は大丈夫でしたか?
今回は台風が直撃コースを進んでいたので被害が心配でしたが当院は駅の構内にあるにもかかわらず駅中に水たまりができており
朝、院に来て最初の仕事が水たまりの水を処理することでした(笑)万が一誰か滑ったりしたら大変だったのでいろんな意味で焦りました(><)
さて今回のブログは表題の通り「座っていると痛くなる」人についてのお話です。
と言うのも最近「座っていたら足が痺れてくる」「座っていたらお尻が痛くなる」「座っていたら股関節(足の付け根)が痛くなる」と言われて来院される方が多いので・・・
そんなマニアックな症状?について書いてみようと思った次第であります。
『座っていると痛みが出る』
それにはいくつかの原因、状態が考えられます。
「座っていたら足が痺れてくる・・・」
この様な症状がある方は椅子で臀部を圧迫されることによる『坐骨神経痛』が考えられます。
坐骨神経とは第4・第5腰神経、第1~第3仙骨神経の事で腰仙骨神経叢から梨状筋の前面を通り、下臀神経と共に大座骨孔を通って骨盤外へ出て、大腿(ふともも)に走行しています。
この中でも梨状筋の周辺が固まったり坐骨神経に触れやすくなることで長時間座った状態になった時に坐骨神経が圧迫され、足が痺れやすくなる事があります。
これらの症状に対しては梨状筋を緩める手技を行い、骨盤のゆがみを調整することにより座った状態での症状の発生を緩和させる施術を行います。
「座っていたらお尻が痛くなる・・・」
お尻の中にある骨は大きく分けて仙骨、尾骨、寛骨の三種類があります。
この中の寛骨は腸骨、恥骨、座骨で形成されており、とりわけ座骨は人が座位(ざい=座った状態)の時に骨盤の中で一番接地面に近づく骨でもあります。
高齢の方、やせ型の女性などは臀部の肉(筋肉、脂肪)が少ない傾向にあり、クッションとなる筋肉が弱ったり少なくなることにより座骨が中から圧迫することがあります。
この様な状態が続くことにより座っていたらお尻が痛くなる症状が引き起こされやすくなります。
もちろん痔疾(じしつ=痔の事です)でも座っていた時のお尻の痛みの原因になることがありますがこの場合、どちらかと言うと臀部の中心に痛みが起こりやすくなります。
座骨による圧迫は中心よりやや外側に起こりやすいです。
この症状に対しては骨盤のゆがみをとり、臀部の筋肉を刺激する運動療法などが有効です。
「座っていたら股関節(足の付け根)が痛くなる」
股関節は臼状関節と呼ばれる部位です。臼状関節は広い可動域をもった関節でもあります。
広い可動域をもった関節はぶっちゃけ耐久性が低く、肩関節(これも臼状関節と似た球関節)が外れやすい事からもわかるように強度がやや心もとなくできています(だからいろんな動きができるわけですが・・・)
なのでこのやや弱い関節を支えるために屈強な筋肉たちが股関節を守るように囲んでいるのですが・・・
この筋肉たちが「姿勢が悪くなる・骨盤がゆがむ」事により一部の筋肉に対しての負担が増大してしまうことがあります。
そしてその状態が続くことで「座っていると痛みが増大する」状態へと悪化してしまうのです。
筋肉が過度に緊張すると「それ以上に緊張できない」状態になる事があります。そのような場合は早急に原因となっている筋肉を特定し処置することをお勧めします。
なぜなら『筋肉は骨に付着しており、過度に緊張(筋収縮)を起こした状態が続くと骨を更に引っ張りゆがませる原因になるから』です。
当院では『姿勢分析』により原因となる個所の特定、生活習慣、日常の動作を分析し、『骨盤矯正』を行うことで歪みを除きながら早期の改善を目指します。
即効性が高く慢性症状にも効果が見込める『鍼灸治療』も併用することで効果を高めることが期待できると考えております。
『座っていると痛くなる』
上の症状に思い当たる方は是非一度、近隣の『姿勢分析』や『骨盤矯正』『鍼灸治療』を行っている治療院に相談されてはいかがでしょうか?
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「夏の豆知識」
2018.08.22
神戸市西区市営地下鉄西神南駅構内にあるぴーす整体整骨院スタッフがおおくりするブログ。
今回は夏も終わりに近づいている!?という事で夏の豆知識を一つ。
夏といえば・・・セミ!
みなさん地面にセミがいて近づいたら突然暴れ始める・・・なんて経験あると思います。
あの突然セミがバタつく、そんな現象に名前があることはご存知でしょうか?
元ネタは漫画「ハチミツとクローバー」で出てきた『蝉爆弾』
それがツイッターで『セミファイナル』という言葉に進化?したんだとか(笑)
定義は「一見死んでいるように見えるが近づくと突然動き出すセミ」を指すそうです。
なんだか少し笑ってしまいますね。。。
ちなみに生きている蝉と死んでいる蝉の見分け方は「足が開いているか閉じているか」だそうです。
残り少ない夏、セミファイナルをかわしつつ元気に過ごしましょう!
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「鍼灸用語早口で言えるかな?」
2018.08.21
今回はスタッフ同士で鍼灸への造詣を深めようとの事で鍼灸用語を早口で言ってみました(笑)
あまり耳慣れない言葉も多いと思いますが全部鍼灸用語です^^
【採用情報】
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