西神南からこんにちは!ぴーす整体整骨院のスタッフブログ!
今日は鍼灸治療と神経の働きについてお話させていただきます^^
神経の働き・・・神経は全身にある『末梢神経』と脳や脊髄にある『中枢神経』に分かれます。
この末梢神経が『体を動かす』など意図して動かすことができる『体性神経』と内臓の働きなど、自分たちの意思でコントロールできない『自律神経』に分かれます。
更にこの『自律神経』は「交感神経」と「副交感神経」が交互に作用することでバランスを保っています。
そしてここからがこの話のミソ!
自律神経=意識してコントロールできない
交感神経・副交感神経=バランスを保っている(でもコントロールできない)
鍼灸の醍醐味、とは言いすぎだと思いますが鍼灸治療の重要なポイントの一つとして『自律神経を刺激する』事があります。
古来より東洋医学で鍼灸が受け入れられてきたのも主にこの効果があったからだと言っても過言ではないと思います。
鍼灸は全身の経絡(ツボ)を刺激することで『コントロールできない自律神経』に刺激を送り、交感神経と副交感神経のバランスをとる作用を手伝う効果があります。
何度も書いていますが『自律神経=意識してコントロールできない』個所に作用させる。←これが重要だと考えています。
ちなみに安静時は【副交感神経優位】の状態です。
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そして
美容鍼をして鍼の刺激が入った状態で5分後の状態
全体的に顔が赤くなっているのが分かると思います。
これは鍼の刺激で血行が促進されています。
ちなみに、交感神経と副交感神経の違いを説明するときに良く話しているのですが
〇交感神経が働く・・・戦闘モード
〇副交感神経が働く・・・リラックスモード
簡単に言うとこれぐらい違いがあります。
ではこのバランスが崩れてしまうとどうなるのでしょうか?
リラックスしたいときに頭とは裏腹に緊張状態になってしまったり・・・逆に頑張らないと行けない時に体がついていかなかったり・・・
有名なところで更年期障害もこれに当てはまることが多いですね。
交感神経が働きすぎる=常に戦闘状態、緊張し続ける・・・考えるまでもなく「しんどい」です。
この交感神経はまたストレスによって悪影響を出しやすいわけですが・・・
現代社会はストレスの塊みたいなものです。ノルマや人間関係、プレッシャーなど神経に悪影響を及ぼす事だらけです><
これだけ聞くと「交感神経が悪さの原因?」と思われる方もおられるかもしれませんが、
大切なのは交感神経と副交感神経の『協調』なのです。
お互いの働きをバランスよく行える環境を作ることが一番重要であると考えています。
もし、あなたの周りで」お困りの方がおられたら一度鍼灸治療を試されてはいかがでしょうか?