こんにちは!
筋肉マスターを目指すして絶賛研鑽中のぴーす整体整骨院スタッフのマエノです!
今回はお尻の筋肉に
・大殿筋「だいでんきん」
・中殿筋「ちゅうでんきん」
・小殿筋「しょうでんきん」
についてお話させていただきます。
まずは大殿筋についてです。
大臀筋(だいでんきん)はおしりをを形成している筋肉のうち一番表側にある筋肉で
また、単一筋としては人体の中で最大の面積を誇ります。
大臀筋は仙骨と腸骨の後面から起始し、全体として方形をなして斜めに下外方に向かって腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)と大腿骨の殿筋粗面(でんきんそめん)に停止します。
大臀筋は太ももの裏にあるハムストリングスと共同し、主に股関節の伸展に関与する筋肉ですが、その他にも股関節の外旋や外転といった動作にも関与します。
しかしながら大臀筋は股関節が約15°以上伸展したときに作用され始めるので歩行時などではあまり作用しません。大臀筋は股関節の外旋筋でもあるので外旋を伴った股関節の伸ばす動作のときに一番使用されるのです。
起始
浅部
腸骨稜(ちょうこつりょう)、上後腸骨棘(じょうこうちょうこつきょく) 仙骨、尾骨
深部
腸骨翼(ちょうこつよく)の殿筋面、仙結節靭帯(せんけっせつじんたい)上側:
停止
大腿筋膜の外側部で腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)に移行
下側:
大腿骨の殿筋粗面(でんきんそめん)
作用
主に股関節の伸展と内転、外転、外旋に関与します。
中臀筋(ちゅうでんきん)は大臀筋の下部に位置し、一部は大臀筋に覆われている筋肉です。
中殿筋は小臀筋と共に扇状のかたた、腸骨翼の殿筋面(前殿筋線と後殿筋線の間)、腸骨稜外唇(ちょうこつりょうがいしん)、臀筋腱膜(でんきんけんまく)から起始し、股関節をまたぎ、大腿骨大転子尖端(せんたん)と外側面に停止しています。
中殿筋は主に小臀筋と伴に股関節の外旋、内転といった動きに関与し、特に股関節の外転動作では主力筋として大きな役割を果たします。
中殿筋は直立のときに小臀筋と伴に骨盤を支える筋肉で、例えば、歩行中に体重が片足にかかった時に逆側に骨盤が傾かないように保持する筋肉でもあります。もし、この筋肉に傷害や機能不全が起こると『トレンデンブルグ』現象が発症してしまいます。
起始
腸骨翼(ちょうこつよく)の殿筋面(前殿筋線と後殿筋線の間)、腸骨稜(ちょうこつりょう)の外唇、臀筋腱膜(でんきんけんまく)
停止
大腿骨の大転子の尖端(せんたん)と外側面
作用
運動動作においては股関節の外転、屈曲、伸展、内旋、外旋といった動きに関与します。
小臀筋(しょうでんきん)はおしりの下部側面にあり、大臀筋、中臀筋の深部にある筋肉です。
小臀筋は前臀筋線と下殿筋線の間の腸骨から起始し、大腿骨の大転子に停止します。
運動動作においては中臀筋とほぼ同じ作用をもち、主に股関節の外転、内旋といった動きに関与します。
小臀筋も中臀筋と同様、直立のときに中臀筋と伴に骨盤を支える筋肉で、例えば、歩行中に体重が片足にかかった時に逆側に骨盤が傾かないように保持する股関節外転筋でもあります。
一般的に加齢と共に小臀筋と中臀筋は機能は低下すると言われています。
歩行中に何にもないところで足が引っかかって転倒しそうになるという方は小臀筋、中臀筋の筋力低下を疑った方が良いかもしれません。
起始
腸骨翼(ちょうこつよく)の殿筋面(前殿筋線と下殿筋線の間)
停止
大腿骨の大転子の前面
作用
運動動作においては股関節の外転、少し内旋する動きに関与します。